将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎)は、福島県南相馬市(市長 門馬和夫)と3月28日(木)に連携協定を締結したことをお知らせいたします。なお、自治体との連携協定の締結は、当社としては初めてとなります。
背景
当社は「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンを掲げ、「完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)」を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを最終目標とし、今後5年程度で再使用型の宇宙輸送機を開発することを目指しています。
福島県南相馬市は、航空宇宙分関連を含む新産業の創出および育成のため、実証実験のサポートや域内の事業者との連携支援など、これまでも新規産業にチャレンジする事業者の支援に力を入れてきました。
この度の連携協定を通し、南相馬市内の製造業やベンチャー企業との連携や、市内教育機関と連携した宇宙関連技術の人材教育を進めてまいります。同時に、将来的な有人宇宙輸送ビジネスを見据えつつ、再使用型の宇宙輸送システムを開発を目指してまいります。
福島支社を開設
なお、連携協定の締結に際して、南相馬市内での取り組みの加速を目指し、福島支社を開設いたしました。
支社:ISC 福島支社
住 所:〒979-2124 福島県南相馬市小高区本町1-87
小高パイオニアヴィレッジ 内
具体的な連携事項
1.再使用型ロケットの各種試験場・開発拠点の確保に関する事項
南相馬市は、当社が同市内で行う開発に際して、各種試験場や開発拠点等の候補地の情報提供等の協力を行います。
2.再使用型ロケット開発における南相馬市内事業者との連携に関する事項
南相馬市からの情報提供や支援を通し、当社は南相馬市内の事業者との連携を目指します。
加えて、将来的な当社の宇宙関連サービスの事業化を見据えて、当社は南相馬市内の事業者と再使用型ロケット製造における協力体制の構築を目指します。
3.市内教育機関と連携した宇宙関連技術の人材教育に関する事項
当社は南相馬市内の教育機関を対象とした出前授業等を通じて、市内の学生が宇宙関連技術について学ぶ機会を創出し、次世代を担う人材の育成に協力します。
4.当社社及び市の認知度向上に関する事項
当社及び南相馬市の双方は、この協定による取組に対して積極的な情報発信を行い認知度向上に努めます。
南相馬市長 門馬 和夫 コメント
本市は震災からの復興の中で、福島ロボットテストフィールドを核として新産業創出と人材誘導を進めており、ロボット・ドローンから始まり、空飛ぶクルマ、宇宙関連の事業者の進出が進んでおります。このような中、今回、新たに再使用型ロケットという特徴的な事業に取り組まれている将来宇宙輸送システム株式会社様が進出されることを大変うれしく思います。
本市には、金属加工をはじめ「ものづくり」得意とする事業者が多く、将来宇宙輸送システム株式会社様のロケット開発においてもお力になれると考えておりますので、力を合わせて未来の扉を開くことができれば素晴らしいことだと思います。
今回の協定を機に将来宇宙輸送システム株式会社及び本市の双方に加え、宇宙関連産業全体が発展することを期待しております。
将来宇宙輸送システム株式会社 代表取締役社長 畑田 康二郎コメント
当社は「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。」というビジョンの実現に向け、今後5年程度で再使用型の宇宙輸送機を開発するというチャレンジングな目標を掲げています。
このチャレンジングな目標の実現のためには、日本国内の様々な仲間たちとのパートナーシップが欠かせません。優れたものづくり技術を有する地元製造業者と進出企業が有機的に繋がるコミュニティを有する南相馬市。ぜひ当社もその仲間に入れていただき、宇宙輸送機の開発を加速させていきたいと期待しています。
■当社は積極的に人材採用を行っています!
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私たちは挑戦します。
航空宇宙技術 × 異業種の知見 × バックキャスト思考
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