News index

将来宇宙輸送システム株式会社、三井住友海上火災保険株式会社との間で宇宙輸送に関する保険活用等に関する共同検討を開始

2023年08月21日 by admin_innovative

宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業である将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎)は、三井住友海上火災保険株式会社(東京都千代田区、取締役社長 舩曵 真一郎、以下「三井住友海上」)との間で包括連携協定書を締結し、宇宙輸送に関する事業開発と技術開発並びに保険活用の推進を図ることとなりましたので、お知らせします。

◾️背景

 当社は〝毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を、宇宙でも。〟をVISIONに掲げ、完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを最終目標とし、今後5年程度で再使用型の小型宇宙輸送機を開発することを目指しています。その実現には、開発の初期段階から、安全性・信頼性を確保した効率的な運用の仕組みについて検討を行う必要があります。

 三井住友海上は、1975年に日本で初めて宇宙保険の引受を開始しました。以降、世界初となる「月保険」の提供や、「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みのもと、JAXA と「宇宙旅行保険事業」の共創活動を開始するなど、宇宙保険に関して積極的な取組を行っています。今回、当社が開発する再使用型の宇宙輸送機について、事業と技術の両面における様々な事業リスクの評価とマネージメントに関して、両者で共同して検討していくことで合意しました。

◾️検討内容

(1) 宇宙輸送事業に伴う各種リスクの評価とマネージメントに関すること

(2) 宇宙輸送機の開発と運用に伴う各種技術リスクの評価とマネージメントに関すること

(3) 宇宙輸送の事業と技術のリスクを移転する各種保険に関わること

(4) 宇宙輸送と当該領域の保険の社会実装に関わること

◾三井住友海上火災保険株式会社の概要

三井住友海上火災保険は、2001 年 10 月に、三井海上火災保険と住友海上火災保険の合併により誕生。2008 年 4 月には、グループ全体のより高度な事業多角化を目的として、持株会社体制に移行。2010 年 4 月には、三井住友海上グループ、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険が経営統合し、「MS&ADインシュアランス グループ」が発足。

自動車、火災、傷害などの保険のほか、人工衛星打ち上げなどの際に加入する宇宙保険も手がける。

URL:https://www.ms-ins.com/

宇宙保険特設サイト:https://www.ms-ins.com/special/space/

◾️当社概要

法人名    将来宇宙輸送システム株式会社

英語名    Innovative Space Carrier Inc.

代表者    代表取締役 畑田康二郎

本社住所   東京都中央区日本橋1-4-1

設立日    2022年5月2日

資本金    310,000,000円(資本剰余金を含む)

事業内容   革新的な宇宙輸送システムの事業化に向けた企画検討

URL     https://innovative-space-carrier.co.jp/